行住坐臥、一切の時勢 これ最善の道場
(ぎょうじゅうざが、いっさいのじせい これさいぜんのどうじょう)
どんなことでも いい稽古(けいこ)になる、ということだよ
高くまで上る階だんには、転んでも一気に下まで落ちないように かならず”おどり場”があるんだ。ただ上っているだけでは かくじつに高くまでは行けないんだね
人もだよ。ただ道場で稽古していても強くなれないんだよ。パッと見はむだに思えても、立ち止まって心をゆたかにする時間も ひつようなんだ
コロナウイルスの影響(えいきょう)で道場に来られないのは くやしいだろうね。それでもこの時間がむだではなくなるように ねがいをこめて、ボクがおもしろかったものを しょうかいさせて
アフリカのある村では、少年が一人前とみとめてもらうには一人でライオンを しとめなければいけないんだ。ヤクーバ少年がであったのはケガをしているラインオンで…
作・ティエリー・デデュ
訳・柳田邦男
100万回生まれかわって、そのたびに王さまや船のり、手品使つかい、いろんな人に大事に かわれても、ねこはだれも好きになれなかったんだ。でもはじめて だれにもかわれない ねこに生まれかわって…
作・佐野洋子
村の守り神 シマフクロウをどんじりのサケがあざわらう。おこったシマフクロウは…。
自然の神々をうやまい、人に礼をつくし、人を殺す道具を作らず、人のものをうばわず、口伝(くでん)を大切にしてきたアイヌの神謡(しんよう)だよ
古布絵制作と再話・宇梶静江
りゅうぐうじょうにいた魚屋さん、うちゅう人がしゃべる言葉を聞いてみたい くだもの屋さん、入れ歯がはずれないか心配な先生、マクドナルドで天ぷらうどんを注文するスーパーマン、いたら楽しそう。みんな、愛(いと)おしい
絵・桑原伸之
文・谷川俊太郎
稽古(けいこ)に行けないの?それしかないわけ ないでしょ!
作・ヨシタケシンスケ
緊急事態宣言(きんきゅうじたいせんげん)?
しょーがない、しばらくまちましょう
作・五味太郎
町からはなれた農場で しっそに くらすムヒカ大統領(だいとうりょう)が語る幸せな生き方は…
編・くさば よしみ
絵・中川 学
ドキンと打つ心臓(しんぞう)の回数は1分間に人なら60回、ネズミなら600回、ゾウなら30回。では一生の間では、それぞれ何回だと思う?
文・本川達雄
絵・あべ浩士
ものごとの なりたちを知ることは深く知ることで、深く知ることは楽しい
文・はまむら ゆう
監修・小山鉄郎
ひらがなの国の「や」行の町に「゛」だけが おきざりにされていたんだ。わけをたずねると「゛」は、いかにも申しわけなさそうに…
作・原田宗典
絵・柚木沙弥郎
花が大好きなハナコちゃん。かいた絵が風にとばされてたどりついたところは…。
あとがきに「自分の好みの確立(かくりつ)。これこそが人生において もっとも大切なことではなでしょうか」とあるよ
作・星新一
絵・和田誠
誰でも失敗はする。でも自分でやったとことは自分で落とし前をつける。それが責任をとるということで、それでちゃんと反省できて、それが次につながる、ってことだよね、ノラネコぐんだん?
作・ 工藤ノリコ
わた雲、ひつじ雲、いわし雲、けん雲、にゅうどう雲、うね雲に おぼろ雲、雲だけでも こんなにいろんな顔があるんだって。このずかんでみた空を自分の目でたしかめてみて。換気もかねてまどを開けて見てみて
監修・神永 曉
窓ガラスがわれそうなくらい強く雨がふる夕方、すっかりくらくなったけど まだだれも帰ってこない家に一人で、しゅくだいはしてないし、おやつは ほしくない、テレビをつけてもつまらないし、ゲームもやる気になれない、明日は学校にも行きたくないときがあったら、ちょっと開いて
作・junaida
たねが風にまって、海に流れて、動物にのって たびをするための形を見てるだけで おもしろい
作・岡本素治、佐治康生
日本人が好きな忠臣蔵の良さがボクにはよく分からない。でも さいごのページの「死んだあとで立派と言われるようになった人たちも生きている時は…」は分かるよ
文・橋本治
絵・岡田嘉夫
(小学校高学年以上向け)
夫には愛人がいました。でも妻は嫌いにはなれませんでした。
夫は愛人との交情を私小説にしてベストセラーになりました。
その妻に寄り添うように見つめた作品です。
作・沢木耕太郎
(大人向け)