2019 稽古納め

多くの方々にお越しいただきありがとうございました。年末のお忙しい中、アンケートへのご協力も大変ありがとうございます。おかげさまで今回も道場を考え直すいい機会になりました。回答は10件でとても少なかったですが、お気遣いいただいたものをいくつもいただきました。本当にありがとうございます。とても嬉しいです

 

稽古納めへは、

「子どもたちの真剣な取り組みを見るいい機会でした」

「張り詰めた空気の中、子どもの成長を感じました」

「ふだんの稽古内容、子どもたちの習熟度や課題が分かり、大変意義深かったです」 などの好評価をいただきました

 

十人組手にも、

「とても感動して見ているほうも力が入りました。子どもも涙ぐみ、とても素晴らしい体験でした」

「今年も見ることができて本当によかったです。一緒に稽古をした先輩の頑張る姿を見て自然と『がんばれー!』と声が出て最後は涙が出たと息子から聞き、空手を続けて良かったです」といった感想をいただきました。本物は人の心を揺さぶります。佐久間は小石杯のスタッフなどでとても貢献してくれていましたが、十人組手でもいいお手本になってくれました


以下、必要と思われるご意見へ回答いたします

   

 

 

反映点

前回までにいただいたご意見を、今回以下のように反映しました

 

① 第12回 小石杯のアンケートで待機場所や集合時間についてのご要望がございました。参観者の座席を指定することで待機場所による不公平をなくし、座席の準備がない方々は入館時間を遅らせて待ち時間を短縮しました

 

② 昨年の稽古納めで都合により子どもたちの稽古時間を大幅に削りました。しかし アンケートで「子どもたちの稽古をもう少し見たかった」とのご意見をいただきましたので、できるかぎり改善しました

  

③ 第12回 小石杯のアンケートで「中学生以上も試合でなくても成果を披露できる機会があると良い」とのご意見をいただきました。稽古納めでの希望者を募りましたが、ありませんでした

 

④  2018 稽古納めのアンケートで稽古中に質問の時間をとってほしいとのご要望がありました。以前から稽古中に1回くらいは質問がないか問いかけていましたが、まず質問はありませんでした。そこで今年1月からは稽古中に複数回問いかけました。するとあまり重要ではない質問が毎週続いて稽古が進まないクラスがでてしまい、3月から問いかけを止めています。様子をみて、また問いかけてみます

 

  

参観者の座席

試行で今回は座席指定しました。例年の参観者数で見込みましたが、申込受付3週後で座席がほぼ埋まったためその後の申込は立ち見となりました。また当日は体調不良による欠席で多くの座席変更もありました。このため皆さんがどう思われたかとても心配でしたが、

 

「以前は開場1時間前に行く必要があったが、今回は席が決まっているので大変助かりました。子どもが見やすいようにも配慮いただきありがとうございました」

「畳があと何枚必要か戸惑うこともありましたが、事前に配置図をいただいて分かりやすかったです」など、アンケートでは好評価ばかりでした

 

「欠席になってしまったので、自分の座席を他の方へ譲ってほしい」と連絡くださった方や、

「座っていて立ち見の方に肩身が狭く感じたが、最終的にほとんどの方が座れて良かったです」と感想をくださった方もいらっしゃいました。やさしいお気持ち、ありがとうございます

 

「把握していない方も多く、畳を敷くときに手を挟みそうで怖かった」とのご意見もございました。危ない思いをさせてすみませんでした。今後は敷くときの注意を周知します。また把握していなかったのは配置図が分かりづらかったためと思われます。改善します

 

「座席を指定するのもお手間ですから、譲り合ってでも良いと思います」ともいただきました。お心遣い、本当にありがとうございます

 

いただいたご意見をもとに見直します。もし他にご意見がありましたら、ぜひお聞かせください。なお次回の稽古納めは大宮前体育館 アリーナか上井草スポーツセンター 小体育室で、座席設備がないため座席指定しない予定です

  

 

撮影

「もし自分の子の写真を撮るためなら、子どもは順番に最前列にくるようにして、その保護者が交代する、というルールが小学校の学芸会でありました。後ろに三脚用のコーナーもありました」とのご意見をいただきました。撮影のためにはとてもいいやり方だと思います。しかし稽古納めでは、子どもたちの気持ちが置いてきぼりにならないか心配です

 

アニメ”ちびまる子ちゃん”に、お父さんが写真を撮りたがって困っている”たまちゃん”がいます。このお父さんほどではなくても、親がそばで見ていてやりづらかったと言っていた道場生もいました

 

稽古納めも稽古で、残念ながら撮影会ではありません。主役は子どもたちです。人生と同じように子どもたちには誰かを喜ばせるためではなく、自分のためだけに稽古してほしいと願っています。せっかく教えていただいたところ申し訳ありませんが、撮影の優先は考えていません。またそのためのリハーサルに時間を割くことも難しいです

 

  

2部構成

「帯で1部、2部に分けて、会場は1部の保護者が準備、2部の保護者が撤去と分担してはと思いました。武道場を長時間抑える問題もありますが、混雑緩和にもなります」とのご意見をいただきました。考えていただき本当にありがとうございます。このような2部構成を検討したこともありますが、以下の理由から断念しています

 

① おっしゃるとおり、12月下旬と定まった時季で体育館を長時間抑えることは極めて困難です。小石杯で何とか抑えられているのは時季にこだわっていないからです

 

② 稽古納めは、子どもたちは上級者を見ることで、上級者は子どもたちに見られることで、稽古への意識向上などを目的にしています。このため道場生が一堂に会すことに意義があります

 

しかし準備と撤去の分担は思いつきませんでした。参考になりました。また何かありましたら、ぜひお聞かせください

 

 

お手伝い

「お手伝いする気持ちはあっても、何をすればよいのかわからない方を多く見受けました。私も含めてお手伝いに抵抗のない保護者もいるので募ってもいいです」とのご意見をいただきました。お気持ち、大変ありがとうございます。とても嬉しいです

 

以前から度々同じご意見をいただいておりますが、こちらが十分に活かせていませんでした。見直します

 

 

参観日を増して

「もう少し参観日を増やしてほしいです」との、ご要望をいただきました

 

第11回 小石杯のアンケートでも大会を増やしいてほしいとご要望がありました。こちらと同じように参観日も増やすことは非常に困難です。また増やすと、稽古が参観日のための練習にすり替わりそうで心配です。ご要望にお応えできずにすみません

 

 

休憩

「稽古中に水分補給などはないのですか?」とのご質問をいただきました。熱中症を防ぐために水分補給は重要なことと十分理解しております。しかし以下の理由で通常の子どもクラスで休憩は行っておりません

 

① 夏でも稽古は18時からで気温が少しは下がっていています。また体育館ごとに設定温度にバラツキがありますがエアコンがあり、水分補給しないと危険な状態ではありません

 

② 子どもたちは休憩すると集中が簡単に途切れます。もう1度集中するまでには時間がかかり、欠けたままではケガにつながります。子どもの集中できる時間は40~50分と言われていますので、その50分で集中するように稽古しています

 

このように敢えて休憩をとっていませんが、個別の事情がありましたら考慮します

 

 

指導

「稽古は真似して覚えているようですが、動きの意味など一つ一つ丁寧に教えてもらえると嬉しいです」とのご要望をいただきました。稽古は道場の根幹のためもっと詳しくお話を伺いしてから回答したいですが、一先ずこちらの考えをお伝えします

 

ご指摘のように、よく見て真似するように指導しています。学ぶの語源は真似るです。とても言いづらいですが、見ているのにできない子は皆無で、見ていない子は説明してもまったく聞いていません。しかし聞いていなかった子も見るようになると聞くようになり、できるようになります。聞くにはまず見て、目も心も向ける必要があります。これは空手が上手くなることより、はるかに大切なことです。子どもたちにはいつか大人になるために、空手を学ぶのではなく空手で学ぶように指導しています

 

そのうえで大変申し訳ありませんが「一つ一つ丁寧に」がどの程度のことか具体的にイメージできません。もっと子どもたちのためになるなら試行したいので、無記名のアンケートのところ恐縮ですが、ご連絡いただき詳しく教えていただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします

 

また人は1回に2つ以上は覚えづらいので、教えるときは1回に1つだけとコーチングなどでよく言われています。このため通常の稽古でも1つだけ選んで重点的に説明するようにしています。合同稽古では休日にわざわざ参加する子は白帯でもたいていは見る聞くができているので、ホワイトボードで図解するなど細かく説明することが多々あります

  

 

「もし間違って覚えているようなら、適宜修正してもらえるとありがたいです」とのご要望もいただきました

 

ケガにつながることはすぐに強く注意しています。それ以外は指導の鉄則とおり啐啄同時で伝えています。しかし時機の見誤りがあるかもしれません。見直してみます

 

 

道場

「いまは学校も配慮、配慮で厳しく怒ることが少ないようです。空手では厳しく叱責するくらいでいいと思います。基本的には先生の大切にされている指導方針でお願いします」

「厳しくも愛情をもって接していただいているからこそだと思いますが、辞めたいと言うこともなく頑張っています」

「子どもの大きな成長を感じました。毎週稽古を楽しみにしています」

「稽古の場を設けていただき、ありがとうございます」といった感想をいただきました。お尻がムズムズしますが、信頼いただきありがとうございます。裏切らないよう努めます

 

丁寧にきちんと接していただく保護者の方が多く、とても心の支えになっております。道場なんていつか時代にかき消されるかもと覚悟していますが、このように思っていただけるうちは何とか続けたいと思っています