2021 保護者参観

限定的な中学生以下、先着30名での保護者参観だったため、参加できなかった方々は大変すみませんでした。以前は年末に稽古納めとかねて保護者参観を体育館で行っていましたが、冬場は感染拡大しているかもしれず、人数制限で開催できる体育館もありませんでした。そこで勤労福祉会館 ホールにキャンセル空きを見つけたのでこの時季にこの会場で急遽行いました

 

感染対策をより強化するためにマスクは不織布のみ、入室や退室時間は分散としたため、ふだん以上にご負担おかけしました。ご協力いただきありがとうございました。しかし準備不足や手が回りきらなかったため密集しているところがあり、大変すみませんでした。また指定した座席が実在していない不手際もあり、こちらも大変すみませんでした

 

道場生や保護者の方がどう感じ、どう考えているか知る機会が少ないため、今回もアンケートをお願いしました。協力いただき大変ありがとうございました。回答は17件で決して多くはありませんが、今回も道場を見直すいい機会になりました。いただい回答には、

 

「何となく続けているように見えていた息子だが、やる気が見られて嬉しかった。ふだんの稽古内容や課題を知れて有意義だった」

「年上の道場生を見て、続けていくとどのように上達していくのかを想像できて良かった」

「感染対策の事前説明など徹底していて、安心して参観できた」

「空手の技や歴史の説明は、とても興味深かった」

「子どもの成長を感じられる良い保護者参観だった」 

 

などがありました。喜んでいただき開催した甲斐がありました。また参加した道場生の数人ですが、その後稽古への意識が高まったようです。以下、ご意見へ回答いたします

    

 

選抜試合

最初の緊急事態宣言後に稽古を再開したときから、道場では徹底した手洗いなど感染対策に細かいお願いをいくつもしています。これは強めの感染対策をしておいて、状況に応じて少しずつ緩めていく方針としたためです。11月末時点で海外では過去最大の感染者数の国やオミクロン株がではじめましたが、国内は感染者が減って緩和ムードにも見えます。この状況でも細かいお願いをしたままでいいのか、みなさんがどう思っているのか非常に気になっています。やり過ぎといったご批判を覚悟していましたが予想に反してご意見は、

 

「真剣に考えてくれて感謝している」

「対応を徹底しているので、安心して子どもを通わせられる」

などでした。このためお願いしている感染対策は一先ず継続させていただきます。もしも別のご意見がございました再考しますので遠慮なくお知らせください

 

  

感染対策 ②

「子どもが不織布だと苦しいと嫌がり、稽古で布マスクのときがあり申し訳ありません」というご意見をいただきました。今回の保護者参観では感染対策の強化でマスクは不織布でお願いしたため、お気を煩わせてすみません。同じように感じている方が他にもいらっしゃるのではないかと思います

 

今年4月に政府が基本的対策方針で不織布マスクを推奨しました。しかし花粉症などで鼻呼吸が苦しい子もいるのではないかと思い、ふだんの稽古ではマスクを不織布に限定していません。鼻を出したり外されるよりは不織布でなくてもつけてくれたほうが安心と判断しました

 

また今のところ体育館から不織布マスクでとは求められておらず、一般的にも不織布マスクでないと入場を断られるところはまずありません

 

これらからもふだんの稽古ではマスクは不織布とまで求めない方針です。その代りすでにお知らせしましたように、熱中症の危険性が高まる季節まではすべての稽古で必ずマスクを着用してください

 

 

ホールの観客席

「座席の段差が少なかったので少し見づらかった」というご意見がありました。確かに観客席のひな壇の段差は映画館などほど高くはなかったです

 

「舞台に高さがあったので見やすかった」

「会場が広く、後ろでも見やすかった」

「椅子席で楽だった」

といった感想もいただきました。観覧向けのホールのため、荻窪体育館 武道場などに比べれば見やすかったようです

 

ただ今回は運よく利用できましたが、次回もホールでの開催は今のところ考えていません。舞台が狭いため参加できる道場生の人数が限られ、申込倍率も高いようで都合の日程での利用が難しいためです

 

 

稽古の続行

「このような時期で稽古自体にも多々苦心されることと思うが、道場を開いてくださり感謝してる」

「コロナだからとすべてを取りやめるのではなく、可能な範囲で稽古を続けていただき大変ありがたかった」

「空手だけが唯一の運動だった」

といったご意見をいただきました。お役に立てているならよかったです

 

2004年に新潟県中越地震が起きて稽古をしていた体育館が使えなくなりましたが、大きな余震も続く震災後1週間もたたないうちから、地元の空手道場の新武会 泉舘幸久先生は稽古場を探してすぐに再開しました。 泉舘先生に無理してすぐに再開した理由を尋ねると、「余震も続き子どもたちは不安がっているが、なるべくふだんと同じように過ごせると安心する」と言っていました

 

このことを参考に、できるかぎり稽古を続けられように心がけています。ただデルタ株への不安や3回目の緊急事態宣言で今年5月のように状況によっては休止して、慎重に続けさせてください

 

 

道場の肝

 「こちらの道場は強さを競ったりとは違う魅力があると思っている。続けることの大切さなど、何か子どもにも残ると思う」

という感想をいただきました。とても嬉しいです。気付いていただき、ありがとうございます

 

  

4回目の緊急事態宣言が9月末までで解除が見込まれると、世の中が一気に緩和ムードになったように感じ、かなり戸惑いました。しかしやれるなら、やれる範囲でやろうかと考えました。参考にしたのは今夏のフジロックです。主催者の「このコロナ禍ではお客様も大変な覚悟で参加されるので、お客様を最後まで信じる」との苗場町議会での発言に気持ちを後押しされました。私もふだんの稽古で細かい感染対策を守ってくれている道場生や保護者のみなんなら信じられると思いました。みなさんのおけげで保護者参観が開催できました。いつもありがとうございます